デジタル化が進んでいる昨今、自社ホームページやWebサイトを利用してマーケティングを実施する企業が増えています。Web上でのマーケティングは、比較的低コストで実施できるというメリットがあります。インターネットを利用するユーザーが増えた現代との相性も良いマーケティング手法です。
一方で、従来から活用されているDMによるマーケティングもなお多くの企業によって実施されています。理由としては、Web上でのマーケティングと同様に低コストであり、加えて商品・サービスを訴求したいターゲットに対して直接的にアプローチできることから、費用対効果に優れていること等が挙げられます。工夫次第では企業の規模に関わらず、効果的に活用できるマーケティング手法です。
ダイレクトマーケティングの一種として多くの企業に注目され、実際に活用されているDM。しかしながら、他のマーケティング手法に比べて低コストで実施できるとはいえ、企画から発送までをすべて自社内で実施するとなると膨大な時間を費やさなければならないことも事実です。そのため、費用対効果が高いというメリットを最大限活かすのであれば、すべての作業を自社内で担うのではなく、必要に応じて代行会社等を利用することも大切です。
発送までに必要な作業について、大まかには以下の通りです。
【企画】
ターゲットやマーケティングする内容に合わせてDMのデザインや文面を企画します。DMの詳細な内容だけではなく、効果的な素材や封入物、封筒等について考える段階でもあります。
【制作】
企画で決定した内容を元にDMを制作します。デザインの制作が完了した後は、印刷をして実物を確認します。この時、変更するべき点があれば修正をします。
【封入】
印刷が完了したDMを封入・封かんします。この時、資材がすべて揃っているかは必ずチェックします。また、ターゲットごとに異なるDMを送る場合、内容に誤りがないか等も宛名と照らし合わせて丁寧に確認します。
【発送】
封かんしたDMを郵便局等に持ち込み、発送を依頼します。
この他、細かい部分まで見るならば、封入する資材の管理や宛名ラベルの印字、DMの区分なども必要です。
どの作業を代行に依頼すべき?
企画、制作、封入、発送のうち、代行が推奨される作業は、従業員の構成や重視する点により異なります。
例えば、自社でデザイナーのようなデザインの制作に強い人材を雇用していないのであれば、制作の作業はプロのデザイナーがいるデザイン会社等へ依頼します。
アルバイトの雇用が少なく、従業員数に余裕がない場合、作業量が多い封入の作業は代行会社に任せると良いでしょう。従業員の負担を軽減でき、業務に支障が出にくいです。
発送するDMの通数が少ない場合は、発送の作業を代行することが推奨されます。DMの発送を代行している会社は、大量のDMをまとめて持ち込むことから、大口割引の適用によって1通あたりの配送費が安くなります。目安として、1,000通を下回る場合は代行を依頼することで、コストを抑えられ、費用対効果が上がります。